お金の増やし方

資産運用の必要性について

銀行窓口に行くとやたらに資産運用勧められるけど、資産運用ってなんなのさ…?

とお考えの人は沢山いらっしゃると思います。

今回は、現役の銀行員が考える「資産運用の必要性」「銀行で取扱いのある運用商品」等をテーマにお話しようと思います!

この記事はこんな人にオススメ★

・これから資産運用を始めよう考えてる人

・銀行の金融商品のことを知りたい人

・資産運用のことを知りたい人

プロフィール

私の詳しいプロフィール⇨https://money-camp-gken.com/?page_id=65

資産運用の必要性

資産運用って…?

そもそも「資産運用」って何でしょうか?資産運用の一応の定義はこんな感じです。



「資産運用とは、自分の持っているお金(資産)を預貯金や投資に配分(運用)することで効率的にふやしていくことをいいます。」

日本証券業協会

預貯金も資産運用になるの?

と思う方もいるかと思いますが、銀行に預けた「預貯金」も銀行が企業に貸し出した「利息利益」、運用商品等の販売で得た、「手数料利益」等の儲けから預貯金者に対して利息を支払っているものになります。

当然預けているだけで、一定の利回りが得られる預貯金も立派な「資産運用」の一種になります。

じーけん

バブル崩壊後の預金利息は、0.001%〜0.002%と超低利なので、資産運用としては、ほとんど意味が無いです…

ここからは、銀行員的な目線で「資産運用」の必要性についてお話したいと思います。

必要性①インフレ対策

私達が使っている、サービスや商品の値段が上昇していくことを「インフレーション(以下インフレ)」といいます。

インフレが加速することにより、世の中の物価が上昇する中、私達の給料も同じスピードで上がっていくのであれば、何も心配することは無いでしょう。

しかし、2022年度の物価上昇率は年間約3.0%と1981年のオイルショック以来の異常な速度で物価が上昇しております。そんな中、私たちの給料の平均上昇率は、1.68%〜1.84%程度(2021年統計)で推移しているような状態です。

下のグラフは、直近30年間の日本人の平均年収インフレ上昇率を示しているグラフです。

インフレについては、30年前を100%として、2022年では約113%近くまで上昇しており、現在も上昇傾向にあります。

逆に平均年収については、2009〜2018年の10年間の平均給与額が418万円に対して、1990年代の10年間は455万円、平均37万円も下落しています。

インフレ上昇率と給料上昇率の差だけ、私たちの生持っている預金は目減りしているような状態になっているのです。

必要性②年金支給額、退職金支給額が減少傾向にあること

日本の人口は、2008年の1億2,808万人から年々減少し続けているような状態です。

高齢者が増え続けており、出生率が低下傾向にある日本では、今後、年金支給額が減少することが予想されており、また年金の支給年齢についても、徐々に引き上げられる可能性もあります。

「自分の年金は自分で用意する」

時代は、もうそこまで来ていると思います。

また、退職金についても直近20年間で平均504万円〜1,080万円も減少している状況です。(厚労省就労条件総合調査調)

インフレの加速に伴い、ただでさえ預金は目減りする一方なのに、年金、退職金の減少がそれに追い打ちをかける…この傾向は、今後もますます悪化することが予測されています。

じーけん

老後2,000万円問題の対策にも合わせて考えなければならないですね。

銀行の取扱商品

アイコン名を入力

資産運用の大切さは何となく分かったけど、具体的に何をすれば良いの?

となる人も多いと思います。

ここからは、銀行の窓口で実際に販売している、金融商品のお話になります。

それぞれの商品性、メリット、デメリットについて書いてみました。人によって「ハマる商品」が違うと思いますので、是非ご参照下さい。 

投資信託

「銀行の窓口で運用をしたい」

という、話をしたらまず最初に勧められる商品は間違いなく「投資信託(とうししんたく)」になるでしょう。

投資信託とは、たくさんの投資家から資金を集め、投資のプロが運用を代行してくれる投資商品になります。

投資家=銀行窓口のお客様になります。

投資に興味はあるけど、株とか債権とかの知識はないな〜と言う人

投資を始めてみたいけど、何から手を出せば良いか分からないな…

と言う人にオススメの商品になります。

メリット
・投資のプロが運用方針に沿って勝手に運用してくれるので放ったらかしでOK
・NISAにも対応しており、税制優遇が受けられること
・商品によって投資先が異なり、顧客の要望に沿って投資方針を選べる点

デメリット
・運用手数料が高いこと
・個別の株などに比べるとリターンは少ないこと

保険商品

投資信託と並行し、よく案内されるのは「保険商品」になります。

保険と聞くと海外旅行に行く時に加入する、「傷害保険」や病気になった際の医療費などを補償してくれる、「医療保険」などが思い浮かぶと思いますが運用を目的として、銀行の窓口で紹介される可能性が高い商品は、「一時払い終身保険」という、運用に特化した部類のものになります。

一時払いで資金を払込み、商品毎の投資方針に合わせたリターンを得る商品です

保険といいつつも、商品によっては債権や株式により運用を行うもの、外貨建て商品で為替の上下に左右されるものなど多種多様な商品があります。

メリット
・保険商品なので、申込人に万が一があった場合ある程度の保障が付く
・円建商品は、投信と比べてリスクが低位

デメリット
・投資期間が長期に渡る(最低でも10年ベース位)
・株式、債権連動型、外貨建ての商品はそれなりのリスクがある

あまり、リターンには期待出来ませんが円建の商品であれば、「その保険会社が潰れる」こと以外ほとんどリスクの無い商品として運用することが可能性です。

また、加入した保険会社が「生命保険保護機構」に加入しているのであれば、生命保険や死亡保険については、原則90%までは補償してくれる、セーフティネットの仕組みがありますので、他の運用商品と比較して安全に運用することが可能なものになります。

投信や後述する「金融商品仲介業務」と比較してリスクを取りたく無い人向けの商品と言えるでしょう!

じーけん

「生命保険保護機構」については、日本で営業活動をしている保険会社であれば、加入が義務付けられているます。念の為保険商品加入前は必ず加入するようにしましょう!

金融商品仲介業務

最後に紹介する商品は「金融商品仲介業務」になります。

この業務は、銀行では販売出来ない商品を、お客様から同意書を徴求した上で証券会社に委託し、紹介する業務になります。

個別株の購入でしたり、仕組債の販売だったり、銀行が一般的に紹介出来る「投資信託」や「保険商品」と比較するとハイリスクハイリターンな商品を販売することが出来るようになります。

最近、某地方銀行、某証券会社でもその販売手法がひどいこと、仕組債の商品リスクが高いことで話題になっていました。

メリット
・商品ラインナップが幅広い
・リターンが大きい商品も多くある

デメリット
・リターンと引き換えにリスクが大きい商品もある
・あまり投資初心者向けの商品とは言えない

個人的な見解にはなりますが、「これから資産運用を初めてみようかな」「経済動向とかよく分からないけど投資に興味はあるな」位の人は金融商品仲介業務は向かないと考えています。

上記3つが銀行で紹介出来る商品ラインナップです。大切なのは、自分の運用スタイルや考えに合った商品を選ぶことだと思います。

じーけん

これらの商品の細かい部分については、これからのブログで掘り下げていきたいと思います。

ABOUT ME
じーけん
現役銀行員として働く30代一児の父。 「お金の借り方」、「お金の増やし方」、「ライフハック」に関する情報をわかりやすく丁寧に解説します。